※導入したプログラム:ストレングス・ファインダー®研修
成果
- 人の強みを理解することによって、メンバーへの理解が深まった。そこからさまざまな性質を受け入れやすくなったり、アプローチの仕方に気づけた。
- それぞれの得意分野が明確になり、誰をどこに配置したら良いかといった、チーム作りの組み合わせが考えやすくなった。
- 3回に分けて実施をしたことで、振り返りをしながら、着実に次のステップに進めていくことができた。
研修後インタビュー まとめ
<課題>
3つの部が一緒になって仕事を進めていくことが増えてきた。その中で、より活発なコミュニケーションを増やし、他のメンバーと補い合える組織にしていきたいと考えていた。
<検討プロセス/実行施策>
事前学習:ストレングス・ファインダー受検、事前動画の視聴
第1回:ストレングス・ファインダーの基礎(2時間 ※最長3時間)
課題:自分の資質理解を深める個人ワーク
第2回:ストレングス・ファインダー34資質の理解(3時間)
課題:34資質のメルマガ送付、他者の強みを理解するインタビューワーク
第3回:資質の組み合わせ・強みの承認(3時間)
課題:お互いの強みを理解する相互インタビューワーク
<結果>
- “やっぱり〇〇さんの強みってここだよね”といった、強みを軸にした会話が出るようになった。
- メンバーへのアプローチの仕方にきづき、コミュニケーションが良くなってきた。
- それぞれの得意分野が明確になり、メンバー同士が補い合えるようなチームづくりを行うようになった。
事業部長インタビュー
話し手
事業開発部 部長 Y氏
出来ないところに意識を持っていかれるよりも、他のメンバーと補い合える組織にしたいと思いました。
―
今回、お持ちであった課題は、どのようなものでしたか?
Y氏
3つの部が出来て、合同で仕事をすることが増えたタイミングでした。その中で、自分の強み、他者の強みを理解することで、活発なコミュニケーションが生まれてより良い形で連携していけるのではと考え、今回導入しました。
―
新しいメンバー、新しい役割が出来ていく中で、この研修を受けてもらったのですね。当時この研修を受けると決めた時に、皆さんの中に一番こういう変化が起こったらいいなと思い描いていたもの、目指した姿はどのようなものですか。
Y氏
悪いところ、できないところに意識を持っていかれるよりも、強みをさらに伸ばしたり、他者の強みを尊重することを意識する。もし自分が出来ないのであれば、他のメンバーと補い合える組織にしたいと思いました。それがひいてはみんなのモチベーションの向上に繋がっていくのではないかとも考えました。
―
強みを尊重するチームを作る。それによってチームのモチベーションを高めると考えられていたのですね。
Y氏
この仕事はこの人しかできないとなりがちなんですよね。そうではなくて、それがストレングス・ファインダーと連携して、例えばこの人しか出来ないと思っていた仕事も、他の人も出来るようになればそれはやはりプラスですよね。もしかしたら一人で抱え込んでしまったことでうまくいかなかったケースも多々あるかも知れない。でも、そこに誰かが加わることで、そのプロジェクトがうまくいくことがある。そういったコミュニケーションを図っていく為にも、他者の強みを知っていることはやはり大事だなと。組織力の向上にも繋がるのかなと思います。
人の強みを生かした形と学ぶ機会を作ることで、教え合ったり学び合うことができ、やる気を引き出せるのではないかと思います。
―
研修後の変化という部分で、何か感じることはありますか。
Y氏
人の強みを理解することによって、コミュニケーションが良くなってきたと感じます。会話の中で“やっぱり〇〇さんの強みってここだよね”といった会話が実際に出るようになりましたね。
―
なるほど。
Y氏
ひとつの案件に対して色んなメンバーが入ってきている中で、それぞれの得意分野が明確になりました。例えばサイエンスが得意な人、契約書を見るのがとても得意な人、あるいは書類をまとめるのが得意な人など。そういったメンバーの背景にある資質を知ることで、この部分はこうやっていこう!といった進め方が出来るようになりました。
―
そういう各々の得意領域みたいなところを、相互理解し合って補完するという感じですね。
Y氏
そうですね。あとは事業開発でも変化がありました。担当が1人決まっているのですが、そこにもう1人副担当をつけることにしました。プロフェッショナルが担当しているならば、中堅若手を副担当にして学ぶ、逆に若手中堅が担当していれば、そこをプロフェッショナルがサポートする。そういったことをやろうという形で進めていますね。
―
それはどういう背景でそうしていこうとなったのですか。
Y氏
やはりその人の強みを生かした形と、学ぶ機会を作るということですね。弱みを補完するじゃないですけど、プロジェクトも進められるし、各々が自分の苦手なところも他の人の強みだと思うと、教え合う、学び合うことでさらにやる気を引き出せるのではないかと思います。
―
資質が似ていたら、自分はこういう風にやっているんだよと相手の勝ちパターンのようなものを学べることがあるし、ちょっと苦手だったりすることは相互補完する、みたいなそういう資質の使い方ですね。
Y氏
そうですね。元々私のチームには、僕にないところを持っているKさんとSさんがいたんですよ。Kさんは分析力や考える力、Sさんは慎重さと回復志向があって。今は2人と離れてしまったんですけど、ベストバランスだったなぁと思います。振り返った今だからこそ、上手く組み合わせることは大事だなと思いますね。
―
なるほど。でも、ベストバランスだと思っていた人たちと離れてしまった今だからこそ、どのパーツが今は足りていないかを自覚的になれたり、あるいはそういった意味で誰をどこに配置したらいいのかとか、そういうことも考えやすくなったりしますよね。
Y氏
はい、そうなりました。
―
ありがとうございました。
企業情報
会社名 | あすか製薬株式会社 |
資本金 | 11億9,790万円 |
代表取締役社長 | 山口 惣大 |
創立年月日 | 1920年(大正9年)6月16日 |
本店所在地 | 〒108-8532 東京都港区芝浦二丁目5番1号 |