① 社長・常務 インタビュー編
② 人材開発課 インタビュー編
③ 研修参加者 インタビュー編
企業紹介
(株)アルファネットは2019年の7月に20周年を迎えた会社です。社員数は570名、社員の8割が技術職という会社で、インフラの構築・保守運用サポート・エンジニアの常駐サービス・ネットワーク工事など、「ITインフラをトータルでサポートするサービスインテグレーター」です。『信頼の人と技術でサポートし、かけがえのないパートナーになる』を掲げ、毎年着実に業績を伸ばし、昨年の売上は87億、増収増益を10年続けている会社です。
プロジェクトの成果
実行施策:『次世代リーダーイノベーション研修』
- 今後の「火種」になってくれそうな人が現れてきた。
- 土壌を整えるために引き続き『セルフイノベーション研修』を全社向けにも展開し、「自分自身を広げて一歩踏み出す力」を醸成している。
- その結果としてe-NPS(employee Net Promoter Score)の向上や承認・称賛する文化を作りたい 。
※ “自ら踏み出す、横のつながりを作る”を目的に6日間(計 6ヶ月間)のプロジェクト型研修を実行した。現在(2020年3月)は第3期の研修を実施中。
研修後インタビュー
話し手
代表取締役社長
杉山尚樹 氏
取締役 兼 常務執行役員
加藤修 氏
(以下、杉山社長、加藤常務)
インタビューのまとめ
- 社員には「技術があるいい人」が多いが、同時に「受け身の人」が多いことを課題と感じていた。
- 人材施策とは「土壌をしっかり作る」こと。横の関係を強化しつつ、自分で自ら動き出すことができる人材を作っていきたいと考えていた。
- 他社から提案を受ける中で「一般的なマネージャーになるための次世代研修」ではなく、「一歩踏み出すためのリーダー研修」を企画してもらえた。
- 今回の研修は紀藤さんと新しいものを一緒に作る研修になる。そのため研修を受講する対象者と年齢が近く、 且つ「全力投球」で「魂を込めて」と話す紀藤さんに賭けてみようと思い導入を決めた。
更に多くの人に踏み出すきっかけにして欲しい
聞き手
研修する前、どのような課題を感じていましたか?
加藤常務
もともと当社は“運用”や“保守”が中心の会社で、障害が起きると対応するという仕事柄、どちらかと言うと「受け身の人」が多いように思います。
人はいいんだけど、自分から踏み出すことが得意ではない人が多いという感じでしょうか。大人しいというか内向的というか、本当はもう少し自分から一歩踏み出して欲しいと思っていました。
人はいいんだけど、自分から踏み出すことが得意ではない人が多いという感じでしょうか。大人しいというか内向的というか、本当はもう少し自分から一歩踏み出して欲しいと思っていました。
研修を行ってみて、人材育成は「農業と同じ」と実感
聞き手
経営の視点から人材施策について、どのようなポリシーをお持ちでしたか?
杉山社長
「土壌」をきちんとしないといけないことに改めて気付かされました。
社長に就任する前の私の経験では、長い期間を掛けて土壌を作っている時間はないし、もっと効率的にやれるだろうと散々言ってきましたが、今は真逆のことを言っているんですよね。(笑)
そのことを今回の『セルフイノベーション研修』を実施してよく分かりました。すべて「農業」と同じで良い土壌や環境にしか良い作物が育たないということなんです。
社長に就任する前の私の経験では、長い期間を掛けて土壌を作っている時間はないし、もっと効率的にやれるだろうと散々言ってきましたが、今は真逆のことを言っているんですよね。(笑)
そのことを今回の『セルフイノベーション研修』を実施してよく分かりました。すべて「農業」と同じで良い土壌や環境にしか良い作物が育たないということなんです。
やはり「農業」と同じで嘘はつけないと。人材施策には近道はないと思うんですよね。
前々から頭では分かっていたんですが、若い頃は第一領域ばかりに目が行って思うようには出来なかったんですよね。長い時間軸の中に、まず一番先に人材施策を持ってこなければいけないということなんです。
それは企業のトップという立場にならないと分からないということですね。(笑)
前々から頭では分かっていたんですが、若い頃は第一領域ばかりに目が行って思うようには出来なかったんですよね。長い時間軸の中に、まず一番先に人材施策を持ってこなければいけないということなんです。
それは企業のトップという立場にならないと分からないということですね。(笑)
当社の社員に必要なのは「マネージャーになるためのリーダー研修」ではないと思っていました
聞き手
どのような企画を相談し、実施されることにしましたか?
杉山社長
「次世代リーダー研修」をやろうと考えていたんです。
本当はもっと早くやるべきだったんですが、頭にあったのは今までの「一般的な次世代研修」とは違うイメージだったんです。
研修で「社員に一歩踏み出す力を付けてもらうにはどうしたら良いか‥」とずっと考えていました。他社の方からも色々と提案をもらいましたが、どれもしっくりこなかったんです。
その中で紀藤さんから“自分から一歩踏み出す”をテーマにした提案をもらえたので、それに賭けてみようと思いました。
本当はもっと早くやるべきだったんですが、頭にあったのは今までの「一般的な次世代研修」とは違うイメージだったんです。
研修で「社員に一歩踏み出す力を付けてもらうにはどうしたら良いか‥」とずっと考えていました。他社の方からも色々と提案をもらいましたが、どれもしっくりこなかったんです。
その中で紀藤さんから“自分から一歩踏み出す”をテーマにした提案をもらえたので、それに賭けてみようと思いました。
聞き手
他社の提案がしっくりこないというのは、どのあたりがしっくりこなかったのでしょうか?
杉山社長
一番のテーマは“リーダーシップ”としていましたが、他社は次期マネージャーになるための事前研修的な内容でした。当社の社員に必要なのは、どうもそれじゃないと思っていました。
そういう意味で紀藤さんから提案して頂いた内容は、とてもしっくりきたんですよね。
そういう意味で紀藤さんから提案して頂いた内容は、とてもしっくりきたんですよね。
「火種」になってくれる人が出てきた。これはやっぱり大きいと思います
聞き手
受講者に受ける前と受けた後、どのような変化があったと感じられますか?
杉山社長
全員ではないのですが一部の人達が組織の中で「火種」になってくれました。我々が狙っていたことが少し形に出来たのではないかと思います。
そもそも一昨年に実施したGPTW(Great Place to Work)社の社員アンケートの結果を見て、やらなければいけないと思ったことが始まりでした。一体感とか、連帯感とか、認め合うとか、当社には必要なんですよ。わずかなメンバーかも知れませんが、「火種」になってくれる人が出てきたのはやっぱり大きいと思います。
共通のテクストをみんなで持ちながら向き合えるので、お互いに理解しやすいですよね。
それに彼らは彼ら同士でだんだん輪が強まってきたので、そういう意味でも「火種」になってくれたと思っています。でも、形になったのかと言えば、まだまだこれからだと思っています。
そもそも一昨年に実施したGPTW(Great Place to Work)社の社員アンケートの結果を見て、やらなければいけないと思ったことが始まりでした。一体感とか、連帯感とか、認め合うとか、当社には必要なんですよ。わずかなメンバーかも知れませんが、「火種」になってくれる人が出てきたのはやっぱり大きいと思います。
共通のテクストをみんなで持ちながら向き合えるので、お互いに理解しやすいですよね。
それに彼らは彼ら同士でだんだん輪が強まってきたので、そういう意味でも「火種」になってくれたと思っています。でも、形になったのかと言えば、まだまだこれからだと思っています。
聞き手
どんなところで「火種」になってきたと感じられるのでしょうか?
杉山社長
「火種」なので、ふぅ~っと空気も送って大きくしてあげないといけないだろうし、広がるかどうかは正直まだ分かりません。
でも、第1期の研修メンバーが第3期の研修メンバーの懇親会に加わって、研修の意義や研修で得たことを自分たちの言葉で伝えるなど、こういうのは今までには無かったことなんですよ。こちらからそれをやってくれとも言ってないし。
でも、やったほうが良いだろうと、何かそんな風に思い立ったんだろうと思います。
でも、第1期の研修メンバーが第3期の研修メンバーの懇親会に加わって、研修の意義や研修で得たことを自分たちの言葉で伝えるなど、こういうのは今までには無かったことなんですよ。こちらからそれをやってくれとも言ってないし。
でも、やったほうが良いだろうと、何かそんな風に思い立ったんだろうと思います。
加藤常務
あれは自分たちで一歩踏み出したという点で象徴的な出来事でしたね。
杉山社長
本当に少し「火種」が燃え始めて一歩踏み出したのは少数かも知れないけど、それで良いと思っています。
共に新しいものを作っていく研修。「魂を込めてやります!」という言葉で任せようと思いました
聞き手
このプロジェクトを検討するにあたって、他社からも提案があったと思いますが、今回カレッジに依頼した決め手は何だったのでしょうか?
加藤常務
紀藤さんとの打合せで非常に印象に残っているフレーズがあるんです。それは紀藤さんの力強い「魂を込めてやります!」という言葉だったんですよ。(笑)
加藤常務
今回の研修は新しいものを作って行くことになるので、紀藤さんの「魂を込めてやります!」という気合の入ったひと言が、紀藤さんに任せようと思った決め手ですね。
聞き手
カレッジの強みは、どのようなところだと思いますか?
杉山社長
それはやっぱり「全力投球である」ということでしょう。
私がちょうど紀藤さんと同じ年齢の頃に、新しいプロジェクトを立ち上げている時と同じような情熱を感じたんですよね。そういうところに共通項を見出した感じです。
是非、2回目以降の5回目も最後の6回目も最初の情熱を持ち続けて欲しいですね。
私がちょうど紀藤さんと同じ年齢の頃に、新しいプロジェクトを立ち上げている時と同じような情熱を感じたんですよね。そういうところに共通項を見出した感じです。
是非、2回目以降の5回目も最後の6回目も最初の情熱を持ち続けて欲しいですね。
②人材開発課 インタビュー編 に続く
企業情報
設立 | 1999年7月1日 |
年商 | 87.6億円(2019年度) |
従業員数 | 578名(2020年1月1日) |
資本金 | 4億円 |
系列 | 株式会社大塚商会 |
事業内容 | ■ITソリューション ・ITインフラ基盤構築(サーバ・ストレージ仮想化、VDI環境構築)/セキュリティ(サイバーセキュリティ対策) ■ネットワークソリューション ・LAN工事/耐震免震工事/物理セキュリティ導入 ■人材アウトソーシング ・データセンター保守・運用・監視/ テクニカルサポート/コールセンター業務支援 |